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虐待

教師たち(1) 「ちょっと見せて」太ももにあざ
教師たち(2) 呼び出し音、鳴り続けるだけ
教師たち(3) 約束の面談日、夜まで待った
教師たち(4) すりガラスに映った人影
教師たち(5) 腫れ上がった顔、つめ割れにじむ血
教師たち(6) 「命が危ない」覚悟を決めた
教師たち(7) 救出…「入院先を漏らすな」
教師たち(8) 殴り続け20分「逃げたら殺す」
教師たち(9) 逆恨み恐れ、髪切り「変装」
教師たち(10) あきらめず訪問、「ありがとう」

ショッキングなルポルタージュです。
ただ、このケースは教師たちや相談所との連携がうまくいった
という点では幸運と言えるのかも知れません。

学校や教師に失望するニュースは後を絶ちませんが、
大多数の教師は精一杯がんばっている、ということは
間違いないと思います。

義理の兄が高校教師をやっていますが、
彼を見て彼の話を聞いていてもそう思います。

しかし、精一杯やっていても限界がある。
発見できない、発見してもうまく対処できない。
そうして事態がただただ悪化していく可能性もある。

ルポでの少女は最悪の事態は避けられた、
と言ってしまいたくなる。
でも、彼女が負った傷は計り知れない。
傷を負って生きることの痛みは
僕の想像をはるかに超えています。

なんで虐待なんて起きてしまうんだろう。

保母をしている友達が言っていました。
クラスに必ずおやつをがっつく子がいる。
多分、家ではろくに食事をさせてもらってない。
あざがある子もいる。
そういう子に家のことを聞いても、絶対に話さない。

虐待のニュースにショックを受けて思うことが二つあります。
一つはなぜそんなことをする心理状態になるのか
信じられない、という気持ち。
もう一つは、自分にも虐待をしてしまう弱さがあるんじゃないか、
という気持ち。

ソ連が崩壊した直後のロシアでは、
DVで死亡する妻が後を絶たなかったそうです。
社会の大きな変革の中でプライドをずたずたにされた
男たちが、自分の力を何とか確かめようと
自分より弱い者に拳をあげた。

人に認められたいという欲求を僕は強く持ってます。
それは僕の弱さです。

僕は家族を心の底から愛している。
自信を持ってそう言い切れます。
しかし、僕の弱さがいつの日か
今の僕には想像もつかないような形で
外に現れるんじゃないか。

人はコントロールできないものが何よりも恐い。
そしてコントロールできないものが自分の中にもある。
それが一番恐ろしいです。

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